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希硫酸を交換しました。 [日常]

金や銀をロウ付け(接合)する時「フラックス」という
酸化膜 防止剤を使います。

純金や純銀を 硬いK18や、950silverにする時に
「わりがね」(混ぜる金属)として「銅」も入るので・・・

(銅で出来ている 新品の10円玉はピカピカしていますが、
すぐに黒っぽく変色しますね?あれがまあ、いわゆる
「酸化膜」です。銅合金は酸化膜が張りやすく、
酸化膜が張ると、金属と金属はくっつきません。)

・・・ロウ付けする時は「酸化膜」を張らないように
する必要があるのです。

その時に使うのが「フラックス」なんですけれど。

フラックスは熱を加えるとガラス状に固まる性質があり、
(元々はガラスの成分でもありますから)
それを溶かすために「希硫酸」を使います。

[希釈した硫酸] です。

私が彫金を始めた頃、もうすでに硫酸は「劇物」として
ハンコなしでは買えず、私が自宅で創作をする時に
師匠から希硫酸を分けてもらいました。

その師匠から分けてもらった時の容器がこれです。
18-10_MMB.jpg
ミニッツメイドの瓶!!

スクリューキャップ!!
18-10_MM-futa.jpg

今は紙パックに入っているミニッツメイド。
昔は瓶に入っていました(古。昭和時代。)

薄めているとはいえ「酸」ですから、
「ガラスの瓶、もっておいでや」と言われて
持って行った500ml弱のボトル。
半分ほど分けてもらって、その半分をずっと大切に
使っていましたが、今回の交換で終了となりました。

次回交換時は…合成の、というか彫金工具店で
販売されている薬剤を使う事に…なるでしょうね。

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