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つい、勢いで・・・ [オーダーの話。]

展示会の会期中の事です。
懇意にして下さっているTさんが
ふらりと会場に来て下さり・・・

( あまり細かい事覚えてないんですけどね(^^;) )

「銀のリング見て欲しいねんけどー」

と、お持ちになりました。

ひとつは、リングが半分にへしゃげ、
へしゃげた部分の頂点が割れていて、

ひとつは、リングのアーム(指を通す部分を
アームとか、シャンクとか、腕と言います)が
切れて、左右が重なっていて、石は多分
ターコイズ。

ひとつは…きれいな色の「何か」が入った
リングでした。

「これ何とかなる?」

「うーん。銀ですかねえ?刻印無いのもありますねえ
何とかなり … ますよー、多分。」
・・・と言って預かってしまいました(^^;)

普段なら、絶対やりません。・・・怖いからです。

お預かりしたものを壊してしまうと人間関係も
壊れることがあるからです。

特に2番目の石が本物のターコイズだとしたら、
ターコイズは石の中でも柔らかく亀裂の多い石です。
台から外す時に粉々になるかもしれません(-_-;)

今となっては血迷ったとしか思えないのですが
預かることになりました。

「へしゃげているのは何とかなると思いますけど、
このトルコ石ですかね、この石は外すと割れるかも
しれないし、でも外さないと、リングを輪に
出来ないというか、修理が出来ません。

これは・・・綺麗なの(石)がついてますね。
(会えて石とは言わない)キズ入ってますけど
これは?」

「あ、それも、サイズ合わないからリフォーム
して欲しいの。色が好きで買ったの。
どれも壊れても仕方ないし、元々どれも
指にハマらないし。何とかしてみて貰えるかなあ。
ヨロシク♪ ( ^ ^ ) 」

ということで、預かってしまったのですね。
(r[◎]<)パチリ☆
19-12_TzRing10.jpg
これがその3点。

次に続く。



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最初の第一歩その③ [オーダーの話。]

前回はリングのオーダーだったら、ということで
デザインを決めるところまでお話ししました。
今回は固まって来たデザインを具体的に制作
するに当たっての段取りのお話を進めていき
たいと思います。

引き続き、例えばリングなら、の場合で
書いてみます。

リングは≪指にはめる≫ものなので、
リングサイズを知ることが必要です。
依頼主からサイズを指定される場合もあれば
その場で測る場合もあるので
≪サイズリング≫と言って依頼主の
サイズを測る道具を用意します。

(依頼主からどなたかへの
プレゼントの場合は「針金」や、
はたまた
「ストロー袋の紙縒り(こより)」で
サイズを測る場合もありますが、
これは参考にしかならないので
私はお受けしていません。)

そしてサイズが決まればどんな素材で…
K18で作るか、シルバーで作るか、
プラチナで作るかなどの希望を伺います。

デザイン、サイズ、素材・・・この3点が決まれば、
大まかな予算も出ます。

もちろん先に「予算」があって
「この予算内でこんなものは作れますか?」
と言う依頼もあります。

そんな時は予算という大きな枠は決まっているので、
その枠の中での「優先順位」を決めて
制作の打ち合わせをします。

誕生石のお守り指輪だから、と言うときは
「石」を優先するでしょう。
肌の色が銀色より金色の方が似合う場合、
予算によってはシルバーで作り、金色に
メッキをかけることもできます。
(あまりお勧めはしませんが)
手が大きくてk18だと予算オーバーだ、
と言う場合はシルバーで大胆なデザインに
すると言う方法もあります。

対面しての打ち合わせは瞬時に様々な
アイディアをご提案出来るし、会う事によって
お互いに知り得た情報で信頼関係を結んで
行く事が出来て、良い作品を作り上げて
いけるのかな、と今は思います。

最初の第一歩 その② [オーダーの話。]

前回はお会いする事によって
得られる情報が多い話をしましたが、
今回は更に依頼主の依頼内容を
詰めて行く様子をお話したいと思います。

お会いする前にどんな制作のご依頼か
…リングなのかペンダントなのか…
を伺っておきます。

例えばリングなら…
宝石が付くタイプなのか
(このタイプが圧倒的に多いです)
石の付かないものか。

石つきの場合、石は手元に有るものか、
これから探すものか。

デザインのご希望があるのか、ないのか。
ご希望のデザインがあるなら、
ファッション誌からの切り抜きを参考に
持って来ていただくこともあります。

参考品がない場合は、いつもお好きな
アクセサリーブランドのお店に一緒に
見に行くとか、私のかつて作ったリングを
数本持って行き、具体的なデザインを
決めたりもします。

前回の話の続きになるのですが、
リングなら手を見せていただき、
ぽっちゃりした指か、華奢な手か、
長い指か、大きな手か。
普段使いか、おでかけ用か…でお勧めする
デザインも変わってきますしね。

直に会って打ち合わせることで「作るもの」の
細かな所までデザインを突き合わせて、
お互いの頭の中に同じものが大まかに
浮かぶところまで話をします。

日本語と言う同じ言語を用いつつも、
伝わらない事も多いので、様々な方法で
依頼主の方とコミュニケーションをとって
やっと具体的なデザインが見えて来るのです。

最初の第一歩 [オーダーの話。]

今回からオーダー依頼を受ける時の
事を少しお話したいと思います。

オーダーをいただく時には、なるべく
直接お会いするようにしています。
というのは、お会いすることで得る
依頼主さんの情報が多いからです。

例えば、身長。
体格が良い方は大きなデザインにも
負けないのでダイナミックなデザインを
お勧めする事も出来ます。

服装。
カジュアルがお好きな方なのか、
コンサバがお好みか、
はたまた個性的なものがお好みか。

雰囲気。
華やかな方、落ち着いた方。
マダムな感じの方、親しみやすそうな方。
それによってお勧めするデザインも
変わってきます。

そして、身につけているものをざっくりと。
高価なブランド物をお持ちか、などと
値踏みするわけではありません。
(そんなテクニックはあまりないので(^^;))

以前何かで読んだのですが・・・
ばったりプライベート時の女性有名歌手と
出会った時。もちろん全身完璧な装い
だったが、ふと見ると彼女のイメージとは
違う可愛いデザインの髪飾りをつけていた
・・・というエピソード。

実はそういう細かな所にその方の好みが
表れると思うので、そこを見逃さない事が
これからの制作に役立つのです。

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