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緑の石の石枠を制作中… [制作]

石の枠を作った、続きです。

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次は、枠に底を貼ります。

普通は石の枠の下に底板を貼り付けて底を作ります。
その方が簡単だからです。

でも外に底を貼り付けると、脇から見て底板を貼って
いることがわかるという事もあり…

「何でそんなめんどくさい事をするの?」

と、師匠や同業の友人に聞かれることもあるのですが
私はなるべく内側に底を貼ります。ほぼ石と同じ形に
板を切断し、枠の内側にピタリと貼り付けます。
そうすれば外からはロウ付けした部分が見えない・
わからないからです。

24-3_ODE4.jpg
石の枠が出来ました。

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その底の部分にリングの腕(指を通す輪っか部分)
を貼り付けるのですが…。

四角い石という形状は左・右・上・下、水平、を
均等にしなければ石の枠が歪んで見えるので
細心の注意を払わねばならないのです。

なんとか上手く、指輪の形状にはなりました。
24-3_ODE3.jpg

… 続きます。




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3月のオーダーの続き [制作]

続きです。

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オーダー主さんのご希望素材は「真鍮」
黄色い色がお好きとの事で。

追記:
(実際にあの緑の色に金色は映えると思います。)

その日はラブラドライトのカボッション
( カット / 平らな面のない表面をツルっと
丸く磨いた形) の真鍮のリングを嵌めてい
らっしゃいました.。

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真鍮は銅に他の金属を混ぜた、特に亜鉛を
20%以上含んだ(Wikiより)合金です。

いつも使っている金や銀とも性質が違い
硬くて粘い金属という印象があります。

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日常でラフに使いたいとおっしゃり、
爪留めより覆輪留めで、とのこと。

硬い金属で、四角い枠に嵌めるという事は
きちんと作らないと、サイズを間違うと
枠の4つの角から石に力が…ひずみが石に
伝わって割れる、という事が考えられ…。

一旦、ワックス成型も考えて作ったのですが…
24-3_ODE1.jpg
鋳造から上がって来た時の誤差や歪を考えると
外注に出さずに手元で作ることにしました。
24-3_ODE2.jpg
左側が真鍮板から作った枠です。

続きます。



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