SSブログ

四条河原町の交差点で [日常]

今出川堀川の「tubara cafe つばらカフェ」へ行った後、
二条城の大きさを甘く見て歩き出してしまい、
バス道ではない方を歩いていたためリタイアも出来ず、
とうとう四条河原町まで歩いた話の続きです。

*+*+*ちょっと長い話になります*+*+*

四条河原町に到着したら、人がたくさん集まっています。

「何かイベント?ロケ?誰かいるの?」

と改札の方に歩き出したら誰かが大きな声で
呼びかけているようです。

「・・・で・・・・ただいま・・・しています・・・
ふりかえゆそう・・・」

(地下道なので音が響いて近くまで行かないと
良く聞こえませんでした。)

大きな声で・・・拡声器で話をしているのは駅のヒト。

頭で情報を整理すると【阪急京都線は止まっている】
と言う事のようです。

もう疲れていたので…どうすべきか考えるため、
高島屋京都へ入りトイレを拝借。

1)タカシマヤでお茶をして、休憩して、
英気を養いつつ運転再開を待つ。

2)=JR京都駅から帰阪案=
①烏丸まで一駅歩き、京都市地下鉄でJR京都駅へ。
② 四条河原町からバスでJR京都駅へ。

3)京阪/祇園四条駅まで歩き京阪電車にて帰阪。

トイレで手を洗いながら「3)」を選択。

高島屋の正面玄関から京阪 / 祇園四条駅を目指して
信号を渡ったら…様子のおかしなヒトを目の端っこ
で発見。

「ヤバい人かな・・・?」

と思いながら通り過ぎたら、少しして大きな音と
ボーリング場で上手な人が投げたボールがレーンに
落ちた時のような音が。振り返るとその「ヤバい様子
のヒト」が倒れてました。

周りのみんなは金縛りのようになってその人を
凝視しています・・・。どーするか一瞬考えつつ
恐る恐る「大丈夫ですか」と声をかけてみる。

目は開いているけれど、声での反応はない。

周りをキョロキョロすると、若い女の子二人組の
ひとりが「救急車呼んでます」と声をかけてくれ
ました。

熱中症だろうと思い、キョロキョロ自動販売機を
探すも極近にはなく、信号の反対側に。

信号が変わるのを待ち、水を買い「現場」に戻ると
さらに女性が1人、テレビでやっているように

【二本指を鼻の前に差しだし、呼吸を確認】
【肩のあたりをトントンして、
「大丈夫ですか、わかりますかー?」】

と、声掛けしていました。

私は、「水、買って来ましたけど」と差し出すと

「頭からの出血しているので」とその方から言われ、

上体を起こしてお水を飲ませない方がいいのかな、
と考えていた所、そこに大量のティッシュペーパーを
差し出す人も現れ…私は傍らに水を置いて立ち上がり
ました。

周りを見ると、みんなが倒れた男性のこれからを遠巻きに
見ている様子。

これ以上ここにとどまっても私が助けになることはないし、
ヤジ馬のひとりでしかないな、と思いそこを立ち去る事に
しました。

京阪三条駅に着き、人のために飲み物を買ったのだから、
自分のためにも自動販売機で飲み物を買いました。

(カフェから水分補給していなかったし。
「あなたもちゃんと水分摂らないと大変な事になりますよ」
という啓示のような気もして。)

それを飲みながら

「あの人、どうなったかな。ただの熱中症だけで済んで…
(ただの、と言っても 熱中症は命にかかわる怖い症状ですが )
回復して、頭も大したことがなければいいな」

「あんな観光客の多い所で…ひとりで倒れて…遠巻きに見てる
だけの人も多かったけど、救急車を呼ぶ人がいたり、声をかけ
る人がいて良かった」

と思いながら京阪電車に乗って帰阪したのでした。


みなさんも、ホント、まだまだ暑い時期が続きます。
外に出掛ける時は過信せず、休憩と水分補給を心がけて
下さいね。



nice!(53)  コメント(16) 
共通テーマ:アート